これまでの展覧会の紹介
八王子市夢美術館開館10周年 小島善太郎生誕120年前田寛治と小島善太郎 1930年協会の作家たち
MAETA Kanji and KOJIMA Zentaro -Association of 1930-
2013/12/7(土)〜2014/2/2(日)10:00〜19:00 終了しました
概要
今年、八王子市夢美術館は開館10周年、小島善太郎は生誕120年を迎えました。小島善太郎は半生を八王子で、最晩年を日野に過ごした、多摩を代表する洋画家です。その小島善太郎と滞欧時代に親交を結んだ画友、前田寛治を中心に、昭和初期の画壇に新風を吹き込んだ「1930年協会」の創立メンバーの作品をあわせて紹介します。
展覧会の見どころ その1
前田寛治の作品がまとまって紹介されるのは、東京では1988年の渋谷区立松濤美術館以来の25年ぶり、関東圏でも1999年の茨城県近代美術館以来14年ぶりとなります。八王子では初紹介。
展覧会の見どころ その2
鳥取県立博物館に所蔵される小島善太郎の「テレサの像(青い帽子)」が出品されます。この作品は小島がパリ時代に描いた作品ですが、そのモデルと恋仲にあったことを小島が自著で記しており、生誕100年に八王子そごうで展示されて以来、八王子へは20年ぶりに戻ってきます。当館初展示。
展覧会の見どころ その3
小島の初期代表作「ナポリの老婆」が青梅市立美術館より出品されます。このモデルは前述の「テレサ」の母であり、これも20年ぶりに母娘の像が並びます。
展示内容
本展覧会は前田寛治の故郷にある鳥取県立博物館の全面的な協力のもと、夭折の画家、前田寛治の画業を紹介するとともに、小島善太郎美術館を併設する青梅市立美術館と日野市立小島善太郎記念館「百草画荘」の協力を得て、多摩における小島善太郎の業績を伝えます。
展示構成
第2章 「パリから東京へ 前田寛治と1930年協会」
第3章 「1930年以降の小島善太郎 人と芸術」
展覧会出品作品より
展覧会イベント「前田寛治と小島善太郎」ギャラリートーク(申込不要) 終了しました
実際の展示作品をご覧いただきながら解説します。(座席はありません)
①「前田寛治 絵画に込めた想い」12月14日(土)
②「小島善太郎 人と芸術」12月22日(日) / 1月17日(金)
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。
展覧会イベント「前田寛治と小島善太郎」ミュージアムツアー(要事前申込) ※申込受付終了しました。
小島善太郎が晩年を過ごした自宅・アトリエが、その庭園とともに日野市に寄贈され、記念館として2013年春にオープンしました。このツアーでは小島善太郎記念館を訪れ、小島善太郎次女の小島敦子さんにお話を伺います。
日野市立小島善太郎記念館「百草画荘」
第1回 1月18日(土) / 第2回 3月8日(土)
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。
特別展
前田寛治と小島善太郎
会期
2013/12/7(土)〜2014/2/2(日)
開館時間
10:00〜19:00 入館は18:30まで
休館日
および12月29日から1月3日
会場
観覧料
「ご利用案内」ページの観覧料をご覧ください
前田寛治(まえたかんじ)
1896年 鳥取県に生まれる
1916年 葵橋洋画研究所で学ぶ
東京美術学校(現東京藝術大学美術学部)入学
1921年 二科展、帝展に入選
1923年 渡欧(前年末に船出)
1925年 帰国
1926年 1930年協会結成
1927年 帝展特選
1929年 発病
帝国美術院賞受賞
1930年 4月16日 死去
小島善太郎(こじまぜんたろう)
1911年 太平洋画研究所、葵橋洋画研究所等で学ぶ
1918年 二科展入選
1922年 渡欧
1925年 帰国
1926年 1930年協会結成
1927年 二科賞受賞
1930年 独立美術協会創立
1932年 八王子市に転居
1971年 日野市に転居
1984年 8月14日 死去