現在、日本では猫が大ブームになっていると言われています。甘えてくるかと思えば、いたずらをしたり、時には窓の外をじっと眺めて、何か人には思いもかけないような考え事をしているようにみえたり。多彩な表情を見せてくれる猫は、私たち人間にとって、もはやペットという領域を超え、友人ともいえる存在です。

江戸・明治時代の浮世絵師たちは、そんな愛すべき猫たちの姿を、様々な形で描き出しました。ありのままの姿を写実的に描いた猫、美人や子供たちの傍で幸せそうな様子の猫、擬人化され、人間のように振る舞う猫、そして妖怪「化け猫」など。本展覧会では、歌川国芳、歌川広重、歌川国貞、歌川豊国、渓斎英泉など、人気の浮世絵師たちが描いた「浮世絵ねこの世界」を一挙にご紹介します。絵師たちが様々な個性で描いた猫たちのオンパレードを、とくとお楽しみください。

本展覧会監修者の稲垣進一先生をお迎えし、猫が描かれた浮世絵の魅力についてお話しいただきます。

日時
平成30年4月21日(土)　午前11時～／午後3時～　※各回40分程度を予定  終了しました

詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。